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扇絵と 「山」と「谷」

扇絵は、平面の状態で絵を描きますが、

お扇子として仕立てあがると 「山」と「谷」の折り山が出来ます。

この 「山」と「谷」が、扇面に影を落とし、また光を当て、絵により深みと奥行きを与えてくれます。

平面上で描く時は同じ色・同じ線でも、 「山」と「谷」ができると、色・線の濃さの見え方は大きく変わります。

仕立て後の色や線の変化、金や銀での光の入れ方など、描く際に気遣う所はたくさんあり、

扇絵の奥深さと面白さ・楽しさを感じています。

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